研究
卒業研究
看護実践における研究的態度を養い、研究の必要性、目的、方法論等を学習するとともに、看護実践の創造的な開発と専門性を深めるための基礎能力を身につけることを目的に取り組みます。成人急性期看護学を選択する学生は、臨地実習などをとおして関心をもった現象を研究課題として、研究に必要な基礎的知識や方法論を学びます。
【2024年度看護研究テーマ】
- 〇正常な悲嘆過程へと導くクリティカルケア領域における家族看護
- 〇術後疼痛の訴えのある患者に対する早期離床を促す看護
- 〇術後回復強化プログラム(enhanced recovery after surgery:ERAS)における効果と看護についての検討
- 〇看護学生のBLSに関する習得状況の実態と課題 ?最終学年の看護学生に対する質問紙調査より?
- 〇救急領域における患者の死別に対する家族看護の実際
- 〇フライトナースのストレス要因と支援の実態
- 〇救急現場での意思決定における倫理的問題と看護師に求められる役割
- 〇術後せん妄に対する予防ケアの実際
- 〇救急領域の終末期における看護師による意思決定支援の実際
- 〇手術室看護師が実践する術前看護の実際


大学院研究
大学院では、成人看護学領域の急性期、慢性期で重要と考えられる理論や概念、モデルの分析を行い、関連領域の研究論文をクリティークし研究の動向と課題を研究します。急性期看護におけるストーマをはじめとした排泄管理学と、慢性期看護における褥瘡・下腿潰瘍等の創傷管理における臨床に即した専門的看護実践技術について理解を深め、エビデンスに基づいた看護実践能力を向上します。
また院生からは、「課題は多く大変ですが、臨床で行っていた看護を科学的に振り返ることができて改めて看護の素晴らしさ、奥深さを感じた。」「ゼミの雰囲気がとてもよく、教授とのディスカッションで新しい知識が増えて、とても充実した2年間を送ることができた。」という声もあり、楽しく学べる環境が整っています。
修士研究においては、奈良県立医科大学附属病院をはじめ研究協力施設にて臨床データを採取し、フィールドワークを通し論文作成に必要なプロセスを踏み研究実践能力を養います。
2024年度から本学大学院看護学研究科博士後期課程の1期生として2名が石澤教授のもとで博士号取得に向けて研究活動をしています。
【2016年度修士論文テーマ】
- 〇周術期化学療法を行う患者の回腸導管ストーマの局所変化
【2018年度修士論文テーマ】
- 〇せん妄スクリーニング評価によるICUせん妄のリスク因子解析と自動瞳孔計によるせん妄発生予測の検討
- 〇ストーマ周囲のヘルニア様腹部膨隆における3つの管理困難因子
【2019年度修士論文テーマ】
- 〇パーキンソン病患者における自記式質問紙と最大舌圧値による摂食嚥下機能の評価
- 〇ストーマケアにおける腹壁硬度評価の検討
【2021年度修士論文テーマ】
- 〇重症度、医療・看護必要度」を用いた褥瘡発生予測についての検討
- 〇砕石位における手術開始前の仙骨部の体圧と関節の角度の検討
- 〇高齢者の趾爪に関する看護師の意識および観察力の検証



【トピックス】
修士課程の修了生が、サプライズでお誕生日のお祝いをしてくれました(2023.3)

定期的にゼミ会を開催し、親睦を深めています(2025.2)
